ついに観念し、防火防災管理者講習を受講してきました!
もうかれこれ7年以上前からでしょうか。
支店の入っているビルの管理会社から
「防火管理者講習を受けて、防火計画を提出してください!」といい続けられてきました。
この「防火防災管理者講習」なるものは、2日間にわたって講習を受けなる必要があります。費用は5,000円。
しかも朝9時から17時まで、昼休憩を除き丸々拘束されるのです・・・。
アラフォー世代の人は既に受講済みの方も多いのではないでしょうか?
サラリーマンで中間管理職。支部や支店の責任者なら大体持っている合格率99.9%の国家資格です。落ちたという話は聞いたことがありません。
当然ながら私のような社員は「忙しい時期なんで!」を言い訳にしてこれまで避け続けてきたのだが、今年に入ってからは本社からも直接言われるようになってしまった為、覚悟を決めてこの度受講してきました!
会場は2箇所あり、「秋葉原」と「立川」。
私は「立川」にて受講。
あらかじめ受講日の予約をしないとなりませんが、これがまた面倒で直接「立川防災館」まで出向いた上で予約をしないとならない・・。(立川駅北口よりバス乗車10分くらい)
いやいや、オンラインとまでは言わないけど「そんくらい電話とかFAXなりで対応してよ。」と思った。もうこの予約の時点からしてやる気は0に・・・。
当日は、受付で5,000円を支払い、くそ重たい教科書を3冊渡されて会場へ。
参加者は129名もいました。
結構広い会場がほぼ満席、大盛況ですね。
えーと、5,000円×129人で・・・ とか勘定したりします。
やらされ感100%で来ている人も結構いたのではないでしょうか・・?
因みに教科書の内容は
①防火防災管理の知識
②防災法規
③防災計画の建て方
の3冊です。計3kgはあるんじゃないか?と思うくらい重たいです、はい。
しかも①以外はほぼ使用しなかったし・・。
というかさ、防災の法規までは管理者にはいらなくないですか?条文の硬い表現を読む必要なくないですか?同じ内容の平文が①の教科書に載っていますけど?と・・とにかく不満たらたらで不機嫌でした。
真面目に受けに来ている方からしたら「おまえなんかに資格はない、帰れ!」とか言われると思いますが、こちとら元からやる気はないんです。嫌々ながら来ただけですが。と完全に開き直りの境地である。
そんな感じのメンタルで始まった為、1日目の大半は寝ていた・・。
狭苦しい席で不機嫌絶頂なので完全に開き直りです。
暖か~い教室だったのが、さらに眠気を誘い、途中で「はっ!」と目が覚めて周囲を見回すと・・!
大体眠っている・・(笑)。
それを見て安心して、また眠る・・。
こんなことの繰り返しで何とか1日目は終了しました。
2日目も、ほぼほぼ同じような感じであったが、不思議とすごくよく眠れる空間でした。
一日に3~4コマの講義を受けるのですが、2日目の最後には
「修了テスト20問」があります。
初日の説明にて
「最後に修了テストがあります。これに不合格だった方は補講を受けていただきます。なお、テストに出るような大事なところは、アンダーラインを引いてくださいと講義中に指示しますので、同じことを二度は言いませんので、聞き逃しが無いように最後までしっかりと受講するように!」
とのお達しがありました。
若干脅し気味の台詞、寝かせないように向こうも必死である。
そんな環境の中、私はほぼ寝ていたのだが耳だけは器用にアンテナを張って寝ていたので「ここ大事」とか「アンダーライン」という単語が出てきた瞬間に起きて、線を引いて、また寝る。を繰り返していました。
以下は全てではないが、備忘録として「アンダーライン」を引いた部分を記載しておきます。
これから受講する方の参考となれば幸いです。
(あくまでも参考なんで講義はちゃんと聞いてください)
【大事なアンダーライン部分 → テキスト「防火・防災管理の知識」】
①P17の下段のほう
「防火管理とは、このように火災の発生を防止し、かつ、万一火災が発生した場合でもその被害を最小限に止めるため、必要な万全の対策を樹立し、実践することをいう。」
②P41上段
「これらの火災時の混乱と惨事を防止するため~」の3行
③P52上段
「消防法第36条第2項により、防災管理義務対象物の管理権原者は~」の3行
④P56中段
「統括防災管理者は、全体についての防災管理に係る消防計画を~」の2行
⑤P77上段
「窒息消火法は、不燃性気体、不燃性泡又は~」の2行
⑥P111上段
「これらの区画は、それぞれ定められた耐火構造又は準耐火構造の壁~」の3行
⑦P128上段
「消化器具と比較し、放水量および放水射程が大きく~」の2行
⑧P156中段
「粉末消火器 操作要領」のイラスト①~⑤
⑨P196中段
「地震火災の発生要因を踏まえ、事業所に設置してある~」の2段
⑩P199下段
「オフィス家具類の配置は使いやすさを重視しがちだが~」の3行
⑪P215中段
「・その場で、頭を保護し、揺れに備えて身構える。~」の2行
⑫P245下段
「(4)現場確認にあたっては、煙が見えない場合でも安易に~」の3行
⑬P266上段
「●止血をするときには、直接血液に触れないようにする。~」の2行
⑭P279中段
「特に特定用途の防火対象物の防火管理者は、消防法施工規則第3条~」の2行
⑮P287上段
「したがって、防火管理に係る消防計画とはその事業所において~」の3行
⑯P289下段
「防火管理に係る消防計画の規定と防災管理に係る消防計画の規定は~」の2行
⑰P317中段
「前1の防火対象物の各管理権原者は、1年に1回防火対象物点検資格者~」の3行
⑱P328中段
「消防署長は防火対象物の管理権原者からの申請に基づき、~」の2行
修了テスト自体は非常に簡単であり、5分もあれば終わるような内容でした!
テスト修了後は5分もしないうちに「修了書を配ります!」と配られました。
間違いなく、採点していません・・・。
何はともあれ「やっと解放される・・」という安堵感でいっぱいでした!
今回、嫌々ながら受講した「防火防災管理者講習」ですが、実際に消火器を使うという貴重な体験があったり、普段使うことのない三角巾を使う時間もあったりで、そういった事は非常に有益な時間であったなと思えました。とはいえ、もう一度受けなさいと言われることがあったら「忙しいんで!」と言って逃げますが・・。
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