40代のこれからについて
世間的に40代と言えば「最も脂の乗った時期」と言われる。
反面、
若くもなく年老いてもない「最も中途半端な時期」
とも言われたりしている。
思うに40代こそ
自らの「今後の人生の方向性」をしっかりと見定めなければならない時期
なのだと思います。
今後の20年、30年を見据え
「将来の自分像」をある程度確立させ
そうなるように「自分を方向付け」し
自分の人生の舵取りを意識する年代なのではないでしょうか。
例えば、
「総資産○○円」
「こういう所に住み」
「こんな感じで仕事を楽しみながら」
「こんな趣味を持ち」
「周りにはこんな人たちに囲まれている」
とか、
そんな程度の方向性を決めるだけでも
日々の心構えが変わり
行動も変わってくるはず。
ただ忙しい毎日に忙殺されて生きるより
もっと実りある人生を送れるのではないでしょうか。
今日は、40代の生き方について
最近ジャケ買いした本の1冊が参考になったので紹介します。
この本は2010年に出版され
今でも増刷されているようです。
①「これから」について参考になった本
■タイトル■
【あたりまえだけどなかなかできない 42歳からのルール】
(アスカビジネス)
■著者■
田中 和彦
本のジャケットにはいかにも
「人生エンジョイしてます!」的なさわやかな外国人男性。
個人的には日本人を使え!とか思いますが、インパクトはあります。
パラパラと立ち読みすると読みやすそうで、その日の気分にマッチしたので買ってみました。
こちらの著者の田中和彦氏は元リクルートの編集長、映画プロデューサーを経た人材コンサル会社の社長さんです。
異色のキャリアを歩んできた著者の話は面白く、勇気づけられる部分も多々あります。
②本の内容
ちょっとライトな「自己啓発本」といったところでしょうか。
1項目1~2ページほどの簡潔な内容が100項目あります。
さらに100項目を10のセクションに並べてあります。
②「キャリア」のルール
③「働き方」のルール
④「仕事術」
⑤「上司」のルール
⑥「人間関係」のルール
⑦「学び」のルール
⑧「生活とお金」のルール
⑨「遊び」のルール
⑩「挑戦」のルール
完全なビジネスマン向けには偏ってなく
アラフォー世代にマッチする内容となってます。
③感銘を受けたところ
出だしの著者の人生紹介から引き込まれ、パート3くらいまでは
ぐいぐいと引き込まれる内容でした。
途中若干飽きる部分もありましたが、後半は特に勇気づけられたりする内容で
全体を通して読みやすく、数時間で読了出来る本で気持ち良かったです。
内容は本誌に譲りますが、個人的に特に心に残った部分を少し紹介します。
ルール1
【何かを手に入れたいなら、何かを捨てろ】
ルール6
【同質な人ばかりと群れるな】
ルール27
【飼いならされたライオンになるな】
ルール69
【毎年1つは「はじめて」に挑戦しよう】
自分にとって一番良かった部分は・・・
ルール32
【大型旅客機ではなく、不安定な戦闘機であれ】
のパートでした。
ここでは著者が40歳の時に転職した先の先輩のエピソードが語られています。
40歳での転職に対して、かつての同僚たちからは
「そんなリスクのある選択をしなくても・・・」と言われていた先輩が
そのリスクについての話をする件です。
以下抜粋
「大型旅客機は、気流が安定しているときは快適な乗り心地だが、少しでも気流が不安定になるとすぐに揺れてしまう。
逆に戦闘機は絶えずバランスを取らねばならないよう、意図的に不安定に設計されている。」
↓
「安定な状態は実は不安定。不安定な状態こそが最大の安定なんだよ。」
今の自分の状態、大企業に守られていないという心理状態だから
特に感銘を受け、勇気づけられたのでしょうか。
自身の置かれている立場や状況によって人それぞれ
良いと思う部分は変わってきますが
この本は大多数の人が拾えるところがある本ではないでしょうか。
不安やプレッシャーにさらされている時こそ
少し落ち着いて読書でもする。
そういう余裕を持った大人になりたいものです。
コメント