まあまあ長かった会社勤め時代
後半はほぼ「燃え尽き症候群」でした。
こうやって「時間」が出来ると
あの頃考える余裕も無かったことについても
振り返ることが出来る。
よく言われる「燃え尽き症候群」
きっと多くの方が陥っているのではないでしょうか。
今日書くことに、共感出来る人はいるはずなので書きました。
■勤め人に多い「燃え尽き症候群」■
「燃え尽き症候群」の理由として一般的に多いのが・・
・疲労
・ストレス
・責任感
・無力感
これらが本人のキャパシティを超えたり
永続的に続いたりする時に陥るそうです。
一般的な理由も踏まえた上で振り返ってみると、私の場合は
「心の断捨離が出来ていなかった」
ことと
「八方美人であったから」
ということが大きかったと思えます。
①「心の断捨離が出来ていなかった」ことについて
自分にとって「捨てても良いもの」と「捨てないもの」の仕分けが出来ておらず、「あれもこれも取っておく」状態になっていた。
なので、エネルギーが湧いてこなかった。
「捨てても良いもの」「捨てないもの」は言い換えると
「自分にとって大切なものとそうでないもの」。
それらは「人」であり「物」であり「評価」であったり。
特に人間関係が中心であると思います。
ここの価値観を明確にしておかないと余計なエネルギーを使いすぎて
「あれもこれも」状態になる。
良く言えば「貪欲」なんだけど・・。
②「八方美人であった」ことについて
誰にでも好かれよう。とか、良い印象を残そう。
とすることは非常に疲れます。
「男はこうであるべき」や「上司たるものこうであるべき」
とか、
「~べき」像を過剰に持ちすぎるとキャパオーバーを起こす。
「~べき」が多かったのは
「見栄」「虚栄心」が大きかったから。
【誰からも褒められたい】(上司からも、部下からも、関係者からも)
誰でも褒められることで気持ちよさを感じると思いますが
気持ちよさをもっともっとと過剰に求めていってしまうと
「褒められる気持ちよさ」と「その為に支払うストレス」の
バランスが崩れ、ストレスのほうが大きくなりがちです。
【褒められる気持ちよさ < 支払うストレス】
この状態に陥いると次第にメンタル不調→「燃え尽き症候群」
へと繋がっていく。
③「ではどうすれば良かったのか」について
■「心の断捨離(整理)を定期的に行いメンテナンスしておくこと」
■八方美人にならないように「あの人には好かれないでも良い等、割り切っておくこと」
つまり、
「自分にとって大事でない物や人間関係を明確にし、捨てていく。
そして残ったもの(大切なもの)を大事にする」ということ。
こうやって書いてしまえば簡単に聞こえてしまうけど
実際やってみると大変な作業です。
それでも自分の将来の姿や夢、目的があるのならば
その過程で現れる余分な賞賛などに対して
多大なエネルギーを使ってまで拾いにいかないこと。
幼稚な例えかもしれませんが、ゲームで例えるとすると。
「スーパーマリオブラザーズ」をクリアしてエンディングを見ることを「目的」とするならば、ムリに全ての敵を倒したり、ムリにコインを取りにいかないでも良い。(やりこむ事が目的ならばそうするが)
目的に沿って・・・
「今、必要なことだけをやる」
と言ったことだと思います。
が、目的を定めても日常の中で「気が付いたら寄り道(余計なこと)をしていた」という状態によく陥ってしまうのは何故なのか・・・?
単純な答えですが、それは・・・
「いつの間にか目的を忘れてしまうから」
人は目的や決意を決めた瞬間が一番その気持ちが強いが、その記憶は数十分もすれば50%以上忘れてしまうそうです。
なので、忘れないために、
決意や気持ちを強化するためには、
「紙に書く」→「何度も見る(読む)」→「その時の気持ちを思い出す」
といった努力が必要。
学生時代に自宅のトイレに貼った「英単語の付箋」と同じです。
特に「その時の気持ちを思い出す」ことによって
決意が強化され、やがては信念となる。
手帳のページリフターに貼り付けておけば、一日に何度も目に入ってきますね。
「燃え尽き症候群」に陥らないためには
ムリをせず、かつ、目的を忘れない。
といったことが大事なようです。
「そんなこと忙しすぎて考える暇がない」という状態の時こそ
「仕事さぼってでも考える」ことが大事なようです。
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