2023年ゴールデンウイークに南八ヶ岳縦走へ行ってきました。
頑張れば日帰りでも行けるコースですが頑張りたくないのとゆっくりテント泊したかったので【青年小屋(標高2,380m)】にて宿泊。
朝5時台に家を出て2時間ちょっとで「富士見高原リゾート駐車場」に到着。
南八ヶ岳縦走には「観音平駐車場(70台まで)」を利用するほうがメジャーらしいが、駐車可能台数の少なさを考えると「富士見高原リゾート駐車場(全施設利用含め700台まで)」のほうが満車リスクはあきらかに低い。
なんせゴールデンウイークなので「満車で登山が出来ない」ことも起こりうる。
「富士見高原リゾート駐車場(登山者用)」は7時台でも5割ほどの駐車。
トイレは登山口への途中で企業の好意による仮設トイレが利用出来る。
ベースウェイト 6.3kg
パックウェイト 8.5kg
1泊にしては重めな理由は「防寒具多め」「シュラフ2枚」だから。
「青年小屋」は予報によれば夜中にー6℃まで下がるらしい・・・
暖かい時期限定の軟弱ハイカーとしてはそんなに寒くなるのは初めてなので事前に色々と考えた。
途中途中で林道と登山道が交差する箇所がいくつかあるので、都度地図確認が必要
「不動清水」の矢印看板が分かりにくいから注意(右側の白いやつ。西岳を指している方向が登山道ではない)
西岳への登山道はこの不動清水裏の・・・
こっちの標識が正解
あとは樹林帯を登っていく
急登ではないので黙々と登るのみ
段々と岩が増えてくるといきなり岩稜帯に抜ける
ほどなくすると頂上
中々の満足感
あまりゆっくりもしてられないので一服したら「青年小屋」へと向かう
ゴールデンウイーク期間の「西岳~青年小屋」間はばっちり残雪ありなのでチェンスパ必須です。
(*青年小屋~権現岳、青年小屋~編笠山も必要)
数日前の誰かのレポートでは「チェンスパ要らなかった!」とか書いてる人がいたが、普通に必要な残雪量です。
「俺すげー的なレポート」情報を鵜呑みにするのは止めましょう・・
「青年小屋」手前の水場
その勢いはますらおの如し・・!
という事でテント場到着
「青年小屋」
昼食でカレー
テント泊の人は14時までがラストオーダーなのでご注意
設営
休憩
今日の寒さ対策として・・
「シュラフ2枚重ね」スタイル
・外側「OMM Mountain Core100」(化繊)14℃~8℃対応
・内側「ナンガ ミニマリズム180」(+40gダウン増量済み)0℃対応+α
スリーピングマットは「サーマレストネオエアー ウーマンサイズ R値5.4」でさらに下に「SOL エマージェンシーブランケット」を敷いた。
これで完璧・・・と思いたい。
飯食って設営して休憩したら「権現岳」へ
ここも序盤は残雪あり。
樹林帯を抜けると八ヶ岳っぽい岩稜帯
「権現岳」山頂は道の途中に看板があるだけなので引き返して見晴らしの良い場所で休憩
赤岳を見ながら格好つけた写真を撮る
さ、テント場へ戻るか
テントにこもって読書と2回目の昼食
この日の宿泊テントは13張り
山ですれ違う人の数は結構多かったけどやはり日帰りが主流なんでしょう。
日没
日没後のテント内気温・・・-1℃
段々と寒くなってくる
寒い・・・
夕飯食べて、21時頃にはナルゲン湯たんぽ(700ml)作って就寝
この後夜中1時頃に目覚めた時の気温は・・ー6℃
明け方寒くて軽く目を覚ましたが、おおむね眠ることが出来たので今回の防寒対策は成功と言えた。
ちなみに着こんだ衣類は・・・
【上半身】
・OMM Core Jacket
・OMM Rotor hood Jacket
【下半身】
・OMM Core Tights
・Enlightened Equipment Torrid Pants
【足】
・OMM Core SleepSox
・Enlightened Equipment Torrid Bootie
横文字ばかりで恐縮だが普通の体温の人から見たらかなり過剰な装備である。
しかし極度の寒がりな私がマイナス気温を安眠する為にはここまでの装備が必要であった。
さらにナルゲン湯たんぽが無かったら安眠は出来なかったと思う。
これ以上の寒さの雪中泊など夢のまた夢だ。(やるつもりは無いけど)
霜柱・・・!
近くのテント泊の方が言うにはー7℃までいったらしい。
今日は最後の「編笠山」を登ったら下山のみ
山頂までの岩場はアスレチックっぽくて楽しい
「編笠山」山頂
360度の大絶景!
間違いなくここが一番良い!
景色を堪能
「良い山行だったな」と思いを馳せる・・。
下山 終了。
良き山でした!!
今回氷点下でのテント泊だったので事前にシュラフの組み合わせを考えたりした時間も含め楽しかったです、やはりギアの組み合わせを考えたりスペックを調べたりエクセルとにらめっこしたりする時間は最高です。
全部ひっくるめて山行。
これだから山は止められない。
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